尹麗娜被告（５７）の検察側と被告側双方の上告を棄却したため、無期懲役確定します。
財産目的で夫ら計３人を殺害したとして、殺人や詐欺などの罪に問われた中国籍の尹麗娜被告について、
殺人１件を無罪として無期懲役（求刑は死刑）を言い渡した一、二審判決が確定します。
最高裁第二小法廷（千葉勝美裁判長）が１１月１１日付の決定で、検察側と被告側双方の上告を
棄却したとのことです。
一、二審判決によると、尹麗娜被告は２００１年、大阪市中央区の自宅で夫の加藤善一郎さん（当時７７）に
暴行を加えて死亡させたとのこと。
さらに、それを病死に見せかけて遺産を相続するために、加藤善一郎さん同様に重い糖尿病を患っていた
近藤晃さん（同６９）を加藤善一郎さんの「替え玉」として入院させています。
そのうえ２００２年２月、石川県野々市市に連れ出して体を拘束した状態で納屋に放置し、病状を悪化させて
殺害したとのこと。
加藤善一郎さんの遺産約３２００万円を詐取したそうです。
加藤善一郎さんと近藤晃さんともう一方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
